八ッ橋「古都の冬」は「冬の詩」付き

今日は水曜日。
んだけどおやつの日♪

というわけで、本日のおやつは、昨日のセミナーのお土産で買ってきた"八ッ橋"♪
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このところ「季節もの」が続いていたのですが、
今回は正統派(?)にいってみました。

とはいえ、八ッ橋は八ッ橋、
よいですねぇ♪

んで、パッケージの裏に「冬の詩」が書いてありました。
ほら^^
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って、小さくて読めないって(^^
ですよね。。。

というわけで、以下、拡大の図(^^w

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冬の詩 – 木枯らし –
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 散歩をしたり、思い出したかのように大学の講義に顔を出したりと、毎日を同じように過ごしているうちに吉田山の木々はすっかり変容してしまっていた。冬になったのである。
 寒い寒いと言っても貧乏学生の身で、部屋に暖かいストーヴがある訳でも無い。下宿の庭で焚き火の炎が見えたので、思わず近寄っていった。
「おやおや、人寄せの魔法のようですね」
 大家の言葉どおり、そこには先客が二人ほど居る。
 会釈をして、羽織の前をしっかりとあわせて炎に手を翳した。
 しばらくすると、焚き火でかすかと声がした。通りがかりらしき二人連れはそのまま庭に滞在し、またしばらくすると、人が寄る。なるほど、これは本当に魔法のようだと、大家の顔をまじまじと眺めてしまった。

「焚き火ですか」
 また人が、とふと見れば、先の八ッ橋屋の男である。
「どうぞ、暖まっていってください」
 ありがたい、と肉桂の香りは言い、熱にあたったせいかさらに香ばしく感じられる。空腹を感じていた時分であったために、今度は八ッ橋屋を眺めてしまった。

 風が吹けば火が大きくなる。木枯らし、という言葉は、木を枯らすと書くのだから残酷なものである。
 この風の中に居れば恨めしくて、そのような名前でもつけてやろうという気にもなるかもしれない。

 また人が増えたので、魔法使いですねと大家に向けて言った。
「いえいえ、私が魔法使いな訳では無いんですよ」
「こんなに人を寄せるなど、魔法の技でしょう」
 少し悪ふざけがてらに言い募ると、彼女は優しい表情で天を仰いで言うのだった。
「魔法というなら、これが魔法です」
「これとは」
「木枯らしですよ。人がこんなに寄るのは木枯らしのおかげやと思います」
「木を枯らしてしまうというのに、庇われる」
「一度枯らしてまた咲かせるために枯らすのでしょう。人が寄るように、冷たい素振りをしてることかてあるかもしれません」
 魔法などではない、大家の心が人を寄せているに違いない。

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いかがですか?

もしかしたら、ほかの「冬の詩」シリーズもあるかもしれないですね。

PS:

文章は「原文のまま」コピーしてあります。
句読点や漢字の使い方など、個人的には違和感もある(?)文章でしたが、
みなさまの目にはどう映ったでしょうか(^^??


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2 Responses to 八ッ橋「古都の冬」は「冬の詩」付き

  1. わわ のコメント:

    冬の詩 素敵だね〜(*^^*)
    こういうの大好きだよ♪
    素敵なもの紹介してくれてありがとう☆
    嬉しいですo(^-^)o

  2. さかげん のコメント:

    わわさん>
    こちらではお久しぶり~~
    そんな詩が書いてあったんですよ。
    たまにはこんなおやつもいいでしょ♪

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